江戸最古の七福神を巡る!ポケカルガイドと行く!谷中七福神めぐり~伊豆栄 梅川亭にてうな重のご昼食~

2017年02月14日

年初めの人気ツアー「七福神めぐり」その中でも江戸最古の七福神「江戸最古の七福神を巡る!ポケカルガイドと行く!谷中七福神めぐり~伊豆栄 梅川亭にてうな重のご昼食~」をご紹介いたします。

谷中七福神は江戸で最も古い七福神で台東区・荒川区・北区にまたがる全長約5~6kmの行程をガイドとともにめぐっていきます。
スタート場所は「JR田端駅」京浜東北線・山手線が乗り入れており、駅ビルも様々なショップがそろっており大変便利な駅となっております。

七福神めぐりとは

「七福神めぐり」とはその名の通り七福神を祀っている寺社をめぐることを言います。
江戸時代頃から各地で盛んになり、現在は町おこしとして東京都内だけでもたくさんの地域で行われています。
今回のツアーでめぐる「谷中七福神」は、江戸最古と言われ、ルートには谷中銀座もあり、福を頂きながらお買物も楽しみ下町情緒に触れることもできる人気のツアーです。
特にツアーが行われる七福神めぐりの期間は元日から1/10までと時期が決められており、多くの人で各寺院はにぎわっていました。
ツアーの間はお一人お一人にガイドの声がしっかり届くよう、イヤフォンを装着していただくため、安心してお楽しみいただけます。

さらにツアーを楽しむために

七福神めぐりは地域によって朱印や宝船、色紙などを購入することができます。
「谷中七福神」では七福神がカラーで描かれている和紙を購入することができ、この和紙に御朱印集めをすれば、よりツアーを楽しめるのでお勧めです。
七福神の和紙は大きいものになりますので丸めて持ち運べるように筒や輪ゴムなどをお持ちいただくと便利です。
谷中七福神和紙
お持ちの御朱印帳に御朱印を頂くことも可能ですが、七福神めぐりの時期は特に込み合っているので、手書きの御朱印を頂くまではお時間がかかる寺社もあります。今回のツアーでは寺社ごとに10~15分の自由時間があるため、お参りや御朱印などご自身でご自由に頂きに行くことができます。
【価格】
色紙:1000円
御朱印帳:1200円
御朱印(色紙)200円
御朱印(御朱印帳)300円

七福神めぐりスタート

今回のコースは台東区・荒川区・北区と三つの区にわたる約6kmのコース「東覚寺(福禄寿)」→「青雲寺(恵比寿神)」→「修性院(布袋尊)」→「長安寺(寿老人)」→「天王寺(毘沙門天)」→「護国院(大黒天)」→「不忍池弁天堂(弁才天)」です。

東覚寺(福禄寿)

東覚寺(福禄寿)
田端駅から約7~8分ほど歩くと福禄寿が祀られている東覚寺(とうがくくじ)が見えてきます。
福禄寿とは子孫繁栄・風紀繁栄を願う神様で南極老人星の化身と言われ寿老人と同一の神様ではないかと言われております。
東覚寺の福禄寿は頭が長くひげを蓄え、両手で巻き物を持っています。
東覚寺は1491年に創建され根岸へ移転を経て、この田端に移りました。
東覚寺に到着するとまず目を引くのが、像の本体が見えないほどに赤い紙が貼られている仁王像です。
この像は自分の悪いところに赤い紙を貼って治癒を願うという「赤紙仁王像」で、左右に2体で一対となっており、右が「阿」、左が「吽」の像です。
江戸時代に流行り病を鎮めるために建てられたと言われております。
お寺で購入した赤い紙をご自分の悪いところに張って行くのですが、「阿」「吽」の順番でお参りし、病気の快復を祈ります。
祈願がかなった場合は草鞋を奉納するのが習わしだそうです。
東覚寺 日本庭園
東覚寺の本堂脇の細い道を通って奥に抜けると、美しい日本庭園と錦鯉の泳ぐ姿をご覧いただけます。お時間に余裕があるときはぜひご覧ください。

文豪の街

田端は多くの文豪たちが住んでいたことから「田端文士村」と呼ばれた地域がありました。
もともと農村地帯でしたが、1887年上野に東京芸術大学の前身、東京美術学校ができると学生たちの下宿先となりました。
この文士村で過ごした人物として伝えられるのは芥川龍之介。そのほかにも正岡子規や菊池寛など多くの文士たちが暮らしておりました。
田端文士村 看板
東覚寺から青雲寺までの道すがら、街頭の下に少し目をやると、お写真のようなオレンジの看板に田端文士村に由来のある、多くの文豪たちの名前を見ることができます。

青雲寺(恵比寿神)

北区にある東覚寺を出発した一行は約1kmほど離れた青雲寺へ向かいます。
青雲寺は荒川区西日暮里にあり、日暮里は江戸の頃、人々に「日ぐらしの里」と呼ばれ花樹を楽しむ観光地としてにぎわっていました。
青雲寺は「花見寺」とも呼ばれ、自然に囲まれ、多くの草花を植えた美しい庭園があったと言われています。
青雲寺(恵比寿神)
青雲寺には恵比寿神が祀られており、医業や漁業などの商売繁盛をつかさどる神様と言われ、釣り竿と鯛を持ち、そのお顔は「えびす顔」に例えられるご尊顔の神様です。
滝沢馬琴筆塚の碑
本堂の脇には「南総里見八犬伝」の作者滝沢馬琴の筆塚の碑があり、こちらも併せてご覧いただけます。

修性院(布袋尊)

2~3分ほど住宅街の中を進んで行くと、布袋尊のお姿が描かれた修性院の桜色の塀が見えてきます。
修性院は先ほどの青雲院と同様「花見寺」と呼ばれ、四季の自然を楽しむことができたと言われています。
修性院(布袋尊)
布袋尊は修性院の本堂に祀られています。
本堂の大きな布袋尊はその徳のあるお姿が有名で、細木細工の漆喰が塗ってあり、口を開いた笑い顔、重量が200kgもあるほど、巨大な布袋尊です。
あまりにも素晴らしく見とれているうちに日が暮れてしまったことから「日ぐらしの布袋」と呼ばれたという言い伝えがあります。

谷中銀座

修性院を出てすぐのところに「富士見坂」呼ばれる坂があり、当時はそこから富士山が見えたとか。そんなここでしか聞けないガイドの話に耳を傾けながら進んで行くと「谷中銀座」に到着です。
谷中銀座
この下町情緒あふれる谷中銀座で自由行動の時間があります。
休憩をしたり、お買物を楽しんだり、時間は少しい短いですが谷中銀座を楽しんでいただくことができます。
休憩を終えた後はガイドから皆様に谷中銀座の名店、大正11年創業の「後藤の飴」さんのお土産が手渡されます。
お口の中を潤しながら、次の目的地を再び目指します。

天王寺(毘沙門天)

徳川慶喜公を筆頭に数々の著名人の眠る谷中霊園を通り過ぎた先に天王寺はあります。
天王寺は鎌倉時代に創建された古寺です。江戸時代には現代の宝くじの前身「富くじ」と言われるものが興行され賑わいました。
1957年に焼失した「天王寺五重塔」は幸田露伴の「五重塔」のモデルで、その跡地は現在も谷中霊園内に残されています。
天王寺(毘沙門天)
天王寺に祀られている神様は毘沙門天です。
インドから入ってきた神様で、多聞天とも呼ばれています。左手には宝塔を持ち、右手には鉾を持っている神様です。
宝塔は福をもたらし、鉾は邪を払う魔除けの力があり、財産と勇気を授ける神様です。

長安寺(寿老人)

寿老人を祀っている長安寺は1669年開基とされていますが、これよりもさらに400年も前にさかのぼった板碑が発見されており、歴史が古いお寺です。
長安寺(寿老人)
寿老人は不老長寿の神様で中国の老子の化身とも言われています。
諸病平癒の神でもあり、人々の安全と健康を守ってくれる神様です。
長安寺には徳川家康が収めたと言われる木彫りの寿老人像があり、かなりお近くで拝見することができます。

旧吉田屋酒店

谷中霊園を通り抜け、少し歩いて行くと木造の風情ある建物が見えてきます。
谷中6丁目で実際に江戸時代から代々酒屋を営んでいた「吉田屋」の建物を現在の場所に移設したもので、現在は「下町風俗資料館付設展示場」として一般に開放されています。
ここで少しの休憩を挟みます。
旧吉田屋酒店
明治に建てられたこの建物は、江戸中期から明治の商家建築の特徴が随所に見られ、当時のポスターやじょうご、枡、樽など当時の酒類販売に用いる道具や商売に関する資料を紹介しています。

護国院(大黒天)

護国院に祀られているのは大黒天です。
大黒天は大国主命と言われており、有徳、財宝、五穀豊穣の神様です。
2俵の米俵に立ち、大きな袋と小槌を持つ、食糧をつかさどる神様と言われています。
護国院(大黒天)
護国院は天海僧正の弟子 生順が東比叡山釈迦堂の別当寺として1630年に創建しました。こちらにいらっしゃる大黒天の木像は徳川家光公が贈ったものとされ、本堂の中に納められているので、お正月だけでなく、通年通してお参りできます。

不忍池弁天堂(弁才天)

一行は大黒天を後にし、森鴎外の住まいの跡地や上野動物園をすぎ、不忍池弁天堂へ到着です。
不忍池弁天堂はその名の通り不忍池の上にあります。
こちらは1625年京都の比叡山延暦寺にならって東比叡山寛永寺を創建した天海僧正が不忍池を琵琶湖に見立て、竹生島(ちくぶじま)にならい、池に弁天島を築きました。
1630年代弁天島に八角形の弁天堂を創建し、当時は小舟で参拝していましたが、のちに橋が架けられ現代の形となりました。
不忍池弁天堂(弁才天)
弁才天は七福神の中でも唯一の女神でインドから日本へ伝わりました。
琵琶を手にしているお姿が有名ですが、愛敬を示し、音楽、弁舌才智、芸術の神様と言われ、子孫繁栄や恋愛にも吉をもたらします。

鰻の老舗で満足ランチ

上野公園内にある「伊豆栄 梅川亭」は不忍池弁天堂からは徒歩5分ほどの場所にあります。
華やかな入り口から眺めの良い二階のお座敷でお食事となります。
大きな窓があるお座敷からは上野公園ならではの自然豊かな景色をご覧いただけます。
その中で江戸時代から続く老舗の鰻をお楽しみください。
鰻が苦手な方も事前の御連絡で天ぷらに変更できるのでご安心ください。
伊豆栄 梅川亭
たくさん歩いて、福を頂戴し、おいしい鰻に舌鼓!年明けにぴったりの大人気ツアー「江戸最古の七福神を巡る!ポケカルガイドと行く!谷中七福神めぐり~伊豆栄 梅川亭にてうな重のご昼食~」皆様もぜひお試しください!