2017年08月24日

通勤などで訪れる機会は多くても、なかなか散策することのない東京駅周辺。今回はそんな東京駅周辺にある話題のスポットを訪れる「東京ステーションホテル館内ガイドツアー&明治生命館見学&丸の内街歩き ~ホテルフレンチコース付~」をご紹介致します。

集合場所へ

ツアーの集合場所は、都営地下鉄三田線「日比谷駅」/東京メトロ千代田線「二重橋駅」1番出口地上で、JR「東京駅」(丸の内側)、またはJR/東京メトロ有楽町線「有楽町駅」からも徒歩圏内です。
「日比谷駅」/「二重橋駅」1番出口から地上に出ると、すぐ横が最初の目的地である明治生命館になっており、ポケカルの赤い旗を持ったガイドさんが迎えてくださいました。

明治生命館

明治生命館は1934年に竣工し、戦時中の金属回収や東京大空襲、戦後のGHQによる接収などを経て、1997年に昭和の建物としては初めて国の重要文化財に指定されました。現在も明治安田生命保険相互会社の本社ビルとして使用されています。
設計を担当したのは東京美術学校(現・東京芸術大学)教授の岡田信一郎で、鳩山会館やかつての歌舞伎座なども手がけた建築家です。
内部は自由見学になりますので、お好きなペースで見て回ることができます。

クラシカルなエレベーターで2階に上がり、まずご覧いただくのは資料・展示室。ここでは明治生命館の見どころや歴史、設計者の岡田信一郎やその他の建築に携わった人々に関する逸話などを学ぶことができます。
その後は順路に沿って、会議室、食堂、執務室や応接室、健康相談室などをご覧いただけます。どの部屋も映画に出てきそうな重厚な雰囲気が漂っており、工芸デザイナーの梶田恵がデザインしたという部屋ごとに異なる様式の家具も見どころとなっています。

1階に降りると広いラウンジと店頭営業室(丸の内お客様ご相談センター)があり、大理石の床にそびえ立つ白い柱、八角形の窪みと花の模様が彫られた天井など、荘厳なつくりが目を引きます。
床大理石の一部には、中生代ジュラ紀(2億年~1.35億年前)のアンモナイト化石が埋め込まれていますので、どこにあるのか探してみるのも面白そうです。

外に出て建物を見上げてみると、何本も並んだ太い列柱が目にとまりました。古代ギリシア・ローマの建築様式であるコリント式の列柱で、上部にはアカンサスの葉飾りが見事に彫刻されています。

丸の内散策


明治生命館を見学した後は、東京駅方面へと向かって丸の内の街並みを散策します。普段は大勢のサラリーマンが忙しそうに行き交う街ですが、この日は休日ということもあって人もそう多くなく、ゆったりとした空気が流れていました。

ガイドさんのお話に耳を傾けたり、東京駅の姿をカメラにおさめたりしながら歩いていると、あっという間に次の目的地・東京ステーションホテルに到着です。
東京ステーションホテルはJR「東京駅」丸の内南口改札に直結しており、ここからはホテルの方が館内を案内してくださいます。

東京ステーションホテル 館内見学

東京ステーションホテルの歴史は東京駅の歴史とともにあります。駅舎の設計を手掛けたのは、日本銀行本店などを代表作に持つ建築家の辰野金吾です。東京駅開業の翌年、大正4年(1915年)に開業した東京ステーションホテルは、戦争中は空襲により休館を余儀なくされましたが、1951年に営業を再開します。その後、東京駅丸の内駅舎保存・復元工事のための一時休館を経て、2012年に再オープンしました。

館内は通常、ホテルの宿泊者しか入れませんが、このツアーでは特別にホテルの方によるガイドつきで中をご見学いただけます。
レトロなイメージのある東京駅の外観とは打って変わって、内装はとてもモダンです。廊下には東京駅の昔の写真などが飾られており、ついつい立ち止まって眺めてしまいます。

150室ある客室の中から、最も広い特別室の「ロイヤルスイート」を見学させていただきました。
広さは173平方メートルもあり、リビングルームとベッドルームにウォークインクローゼットもついています。ソファに腰掛けることもでき、旅のいい記念になりそうです。

リビングルームにはキッチンもついていました。最近は外国人の方が宿泊されることもあり、ここで簡単な料理をしてパーティーを開く方もいるそうです。

リビングルームの一角には大きなデスクが備え付けられていて、原稿用紙柄のメモ用紙が置かれています。松本清張ら多くの文豪がよくこのホテルに滞在したことから生まれた、オリジナルデザインのメモ用紙だそうです。

窓の外には皇居へと続く行幸通りがまっすぐに伸びています。宿泊しなくてもこうした客室からの眺めを楽しめるというのも、このツアーの嬉しいポイントですね。

「ロイヤルスイート」の見学が終わり、続いて向かったのは「アーカイブバルコニー」。東京駅丸の内駅舎の南北にあるドームの内装を間近でご覧いただけるスペースです。

通常は真下から見上げるだけのドームですが、鷲のレリーフや8つの干支の彫刻、東京駅創建当時の石膏パーツが取りつけられたレリーフなどの見どころを、ここではじっくりと近くからご覧いただけます。

フレンチのご昼食


たっぷりとホテル内を見学した後は、4階にあるゲストラウンジ「アトリウム」でご昼食です。
アトリウムは東京駅の中央最上部、写真の三角屋根の部分に位置しており、通常は宿泊者専用の朝食ラウンジなどとして利用されています。
今回のツアーでは特別に、このアトリウムでフレンチのスペシャルコースをお召し上がりいただけます。

会場内は天井が高く広々としていて、ゆったりとくつろぐことができます。すぐそばに東京駅のホームや線路があるはずなのに、防音設備がしっかりしているのか、電車の音は全く聞こえません。

コースのメニューは
・海の幸と彩り野菜のサラダ仕立て(海老 帆立 蛸 烏賊 サーモン)
・ペイザンヌスープ
・真鯛のポワレ ひじきのクーリと柚子香るソース
・仔牛ロース肉のソテ 焦がしバターと有馬山椒風味の和風ソース
・軽いフロマージュのムース オレンジ風味 プチマドレーヌを添えて
・食後のコーヒー/紅茶
となっていました。

ドリンクも1杯ついており、赤・白ワインやビール、オレンジジュース、ウーロン茶の中からお選びいただけます。
1品ずつ運ばれてくる料理はどれも手が込んでいて見た目にも美しく、優雅なひとときをご堪能いただけます。

食べ終わった後は自由解散となりますので、90分間の時間ぎりぎりまでゆっくりとお食事やお喋りを楽しむのもいいですし、早めに切り上げて家路につくこともできます。ホテルは東京駅に直結していますので、お買いものをしたり、帰りにどこかへ寄るにも便利です。

特別な時間を満喫できる旅

歴史的建造物である明治生命館を訪れた後、東京ステーションホテルをガイドつきでご見学いただけるこのツアー。普段は宿泊者しか入れないレストランで、フレンチの昼食をお楽しみいただけるのも大きなポイントです。
「東京ステーションホテル館内ガイドツアー&明治生命館見学&丸の内街歩き ~ホテルフレンチコース付~」を皆様もぜひお試しください!

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