<日帰りバスツアー>温暖なリゾートアイランド「初島」の河津桜と菜の花観賞バスツアー

2017年03月15日

関東のリゾートアイランド初島で一足先に春の息吹を感じる<日帰りバスツアー>温暖なリゾートアイランド「初島」の河津桜と菜の花観賞バスツアー ~初島自慢の海鮮魚を使った丼めし付~ をご紹介致します。

関東のリゾートアイランド

初島
初島は伊豆半島相模湾海上に浮かぶ島で、東京からは約2~3時間で行ける離島です。静岡県唯一の有人島で島内からは縄文時代早期後葉からの遺跡が点在しており、古くから人が住んでいたと考えられています。
静岡県の最東端であるこの島は、南からやってくる海流により一年を通して温暖な気候で、グルメ、アクティビティーとまさに関東に一番近いリゾートアイランドとしてたくさんの魅力にあふれています。

新宿から初島へ

バスの旅
集合場所は新宿の「工学院大学」前で、「新宿駅」・「都庁前駅」・「西武新宿駅」が最寄りとなっています。
各アクセスは都営大江戸線「都庁前駅」徒歩約3分、JR線、京王線、小田急線、地下鉄各線「新宿駅」からは徒歩約5分、西武新宿線「西武新宿駅」徒歩約10分ほどです。

この近隣は新宿から出発する長距離バスが多いため、ポケカルの赤い旗を目印に集合します。
時間になると目を引く黄色いバスが2台やってきました。
今回は2台のバスに分かれて乗車し、まずは新宿の高層ビル群抜け首都高速道路へ。そこから東名高速道路~小田原厚木道路と進み、熱海湾へ向かいます。
バスの旅は約3時間。途中平塚インターでトイレ休憩を挟み熱海に到着します。

カモメに見送られ初島へ

バスは高速船乗車口の目の前で停車します。
停車時に高速船のチケットと初島で利用できる「ミールクーポン(ランチチケット)」を手渡されそのまま高速船へ乗車します。
大型高速船
初島へ向かう船は約600名近く乗船可能な大型高速船「イルドバカンスプレミア」。
2014年に竣工した高速船で内部は3フロアーあり、ボックスシートや展望デッキ、もちろんお手洗いも完備。快適な約30分の船旅です。
この日は天気にも恵まれた土曜ということもあり、たくさんの方が乗船していました。
展望デッキ
ゆっくりと座って楽しむ船旅もいいですが、やはり展望デッキがおすすめです。出港してしばらくはカモメが船をかすめるぐらいの距離で追いかけてきます。
海と空、そして遠くなっていく熱海の街並みを眺めながら船は初島へ向かいます。

ようこそ初島へ

初島上陸
「ようこそ初島へ」の文字に心踊りながら、まずは一度ガイドのもとに集合し、島の地図を受け取り自由時間となります。
港のすぐそばには初島の特産品である魚介類や土産品を販売する「初島漁協スーパーマーケット」や「初島漁業協同組合 畜養部」などがあり、その奥には16店の飲食店が軒を連ねています。
食堂街
ちょうどお昼時の到着のため、乗船客がどっと食堂街へ向かいます。
高速船の乗船時に配布された「ミールチケット」は初島港の目の前にある食堂街16店舗とお土産「やまさ」、アジアンガーデン、初島ピクニックガーデンのいずれかで使うことができます。

どの店も初島ならではのおいしい食事ばかりで迷ってしまいますが、店頭に写真付きでわかりやすくメニューを表示してくれているので自分の好みのお店を選ぶことができます。
今回は食堂街16店舗の中の「中石亭」にお邪魔致しました。
漁師丼
悩んだ末に注文したのは一番人気の「日替り漁師丼」。店主が厳選した鮮度抜群7種類の地魚をヅケにしたどんぶりです。
ご飯の量もちょうどよくお味噌汁と初島の特産「天草」を利用したところ天もついてきます。
お腹を満たしたところで島内散策スタート。

島散歩

初島の観光ポイントを押さえつつ、眺望も楽しめるルートを選択し、地図を片手に進んで行きます。初島の周囲は約4キロほどで地図もわかりやすく、おすすめルートが記載してあるのでご家族連れでも自由時間内にたっぷりと楽しむことができます。

まずは先ほど下船した初島港の目の前にある「お初の松」へ向かいます。
この松には悲しい初島の乙女の伝説があり、立派な松の下には碑文が残されていますのでぜひご覧下さい。
初木神社
初島の伝説スポットの一つ、古墳時代から続く「初木神社」には初木姫が祭られており、初木姫を巡る様々な物語が残されています。
初木姫は日本の5代目天皇である孝昭天皇の治世に、日向から東国順撫に向かう途中に伊豆沖で遭難し、一人初島に漂着した方です。
初木姫にまつわる物語を事前に調べてから来てみるとより楽しめます。
初島の41世帯
初島の世帯数は現在41世帯。この数はなんと1830年(天保元年)から変わらないままだそうです。
初島は耕作地や水源が限られているため、家を継ぐ者以外は島を出て行くのが風習となっており、今でもそれは守られているそうです。
熱海市立初島小中学校
島内唯一の熱海市立初島小中学校。その校舎はログハウスのような、かわいく目を引く作りです。
校門のすぐ横には碑石があり、阿久悠さんが作詞、三木たかしさんが作曲した校歌が刻まれていました。
アジアンガーデン
このツアーにはアジアンガーデン「R-Asia」への入場チケットがついているので、ぜひ利用してみてください。
このアジアンガーデンは亜熱帯の植物が生い茂っていて、青い空と芝生の上でハンモックに揺られることができます。
ここにはカフェやバーもあるので、島歩きの一息におすすめです。
初島灯台
アジアンガーデンのそばに初島灯台と灯台資料展示館があります。
昭和34年に設置された灯台は地上から灯台頂部まで約16メートルあり、実際に上ることができます。そこからは360度のパノラマビューをお楽しみいただけます。
伊豆大島や三宅島・利島・新島・神津島を見ることができ、晴れた日には富士山を見ることもできます。
SARUTOBI
島の大人気アクティビティーのSARUTOBI(サルトビ)は専用のハーネスを装着して、木々の合間をロープやつり橋などで伝い、冒険気分を楽しむことができます。
所要時間は約30分~1時間。
初級(12コース)から中級(7コース)があり、最後には約40mのジップスライドが待っています。
5歳から大人まで楽しめ、参加されない方もコースの下には遊歩道があり、仲間や家族と楽しむことができます。
猫
リゾートエリアを少し離れると、きれいな草花が生い茂る公園やのどかな田畑が見えてきます。
島を歩いていると自分たちのペースでゆったりと過ごす猫たちとのかわいい出会いもあったりします。

一足先に感じる春の息吹

温暖な気候の初島では、四季折々たくさんの草花を楽しむことができます。
ツアーで訪れたのは2月下旬。この時期は菜の花、河津桜が見ごろを迎えています。
菜の花
道を歩いているとふわっと香り、視線を向けると一面の菜の花畑。鮮やかな黄色が、澄んだ空に生えて美しいです。
菜の花畑はアイランドトレーラーヴィラの付近などに群生しています。
河津桜
初島公園では河津桜を見ることができます。
写真の河津桜は葉桜になってしまっていますが、初島で見ることのできる桜のうち河津桜と熱海桜は2月末~3月上旬に見ごろを迎え、大島桜は2月中旬から見ごろを迎えます。
そのほかにも島内ではソメイヨシノを見ることもでき2月から長い間様々な桜を楽しむことができます。
アジアンガーデン
アジアンガーデン内には円形花壇があり、そこには一万本のチューリップが植えられています。今年は温かく見ごろは過ぎてしまっていましたが、訪れた時期には半数ほどのチューリップが残っていました。
アロエ
島内を散策中に出会った立派なアロエ。
温暖な気候の初島ならではの草花が島内の至るところに咲き誇り目を楽しませてくれます。

初島を後に

初島をたっぷり満喫した一行は高速船で熱海湾に向かいます。
高速船のボックスシートでは初島での話題に花を咲かせながら皆様ゆったりとくつろいでいました。
熱海湾で下船すると、すぐポケカルガイドが赤い旗を持って皆様を誘導します。
熱海湾から新宿まで再びバスの旅がスタートです。
EXPASA海老名
途中大人気サービスエリア「EXPASA海老名」で20分間の休憩を取ります。
2階はレストランやフードコートとなっており、1階がショッピングコーナーになっています。1階のショッピングコーナーには静岡県・神奈川のお土産が勢ぞろいしているので、買い忘れてしまった方はこちらでも購入可能です。
それ以外にも「海老名SA限定」の商品やテイクアウト品が充実しているので、気になる方は事前にチェックすることをおすすめします。

大満足の小旅行

初島の海
都内から日帰りで遊びに行ける「初島」は島のどこからも海を臨むことができ、リゾートエリアでは優雅な時間を満喫、少し島内を歩けばのどかな景色が広がっている、都会では経験できない時間を過ごすことができます。
青い海と青い空をぜひ体験してみてください!