東京で2016秋開催のお祭り7選。納涼・阿波踊りから、よさこい・だらだら祭りまで

2016年08月12日

2016年の夏も後半に差し掛かり、いよいよ地域の特色あふれる秋のお祭りシーズンの幕開けです!今回はその中でも特におすすめしたい、東京の秋祭り(8月下旬~9月開催分)7選をご紹介します。

麻布十番納涼まつり 8/27(土)8/28(日)

下町の風情を残しながらも、お洒落なカフェや高級レストランなどが立ち並ぶ麻布十番で開催されるお祭りです。地元の名店や日本各地の郷土料理の屋台が商店街に集結します。

●お祭りの見どころ
麻布十番商店街の主催で、約50年前から続けられているお祭りです。
期間中は特設ステージで行われるコンサートや寄席などさまざまな催しが行われますが、商店街をにぎやかに彩る屋台を巡るのがスタンダードな楽しみ方です。麻布十番で営業している老舗・名店の屋台が立ち並び、頻繁に食べることのできない本格イタリアンやインド料理、お祭り期間限定のオリジナルメニューを気軽に楽しめます。「おらがくに自慢」で披露される、全国の市町村から持ち寄られた珍しい特産品の販売も見逃せません。

●2016年の開催日程
8月27日(土)・8月28日(日)の2日間

●住所・アクセス
会場は港区麻布十番商店街(パティオ通り・雑式通りほか)です。当日は混雑が予想されるため、車でのアクセスは避けたほうが良いでしょう。東京メトロ・都営地下鉄「麻布十番駅」が最寄り駅です。夕方は特に混雑しますので、徒歩15分程度離れた「六本木駅」からのアクセスもおすすめです。
有料席はありません。

●麻布十番商店街公式サイト:http://www.azabujuban.or.jp/

東京高円寺阿波踊り 8/27(土)8/28(日)

東京高円寺阿波踊り
観客動員数約100万人を誇る大イベントで、日本三大阿波踊りのひとつです。軽快なリズムに合わせて表情豊かな踊りが繰り広げられます。

●お祭りの見どころ
東京高円寺阿波踊りは、商店街の青年部たちの手によって昭和32年(1957年)から町おこしを目的にスタートし、存続の危機を何度も乗り越えて進化してきたイベントです。
当日は、100団体以上・計1万人ほどの踊り手がつくり出す熱気に包まれ、高円寺全体が大変にぎやかになります。各団体はそれぞれ色彩豊かな衣装と活気あふれるパフォーマンスで人々を魅了しながら、高円寺駅周辺の道路を練り歩きます。沿道では屋台が立ち並び、お祭り気分を盛り上げてくれます。

●2016年開催日程 
前夜祭:8月26日(金)
本祭:8月27日(土)・8月28日(日)の2日間
※前夜祭では、「高円寺阿波踊り連協会」に所属している団体のみが行う阿波踊りが披露されます。混雑を避けたい方は前夜祭が狙い目です。

●有料席
有料席は、協賛金一口6000円で、「純情演舞場」「桃園演舞場」「みなみ演舞場」の特別桟敷席1名分が進呈されます。ゆっくりと堪能したい人におすすめです。
舞台公演は全席指定となっており、1席1500円です。

●住所・アクセス
開催地は東京都杉並区高円寺北2~3丁目と南2~4丁目です。JR中央本線「高円寺駅」を降りるとすぐに会場が見えます。開催日には臨時バスも運行されます。
●公式サイト:http://www.koenji-awaodori.com/

第44回吉祥寺秋まつり 9/10(土)9/11(日)

下町情緒あふれながらも、お洒落なお店が多い人気スポット・吉祥寺で2日間にわたり、江戸情緒漂う「粋」で「いなせ」なお祭りが開催されます。

●お祭りの見どころ
吉祥寺秋まつりは地元の商店街や町内会が中心となり40年以上前から開催されているお祭りで、地元の有志たちが神輿の担ぎ手になります。
盛大な掛け声とともに担がれた神輿が町内を練り歩きます。限られた道幅を神輿同士がすれ違うシーンは迫力満点です。
太鼓や鐘のにぎやかな音がテンポ良く響き渡る「むさしの囃子」は武蔵野市の無形文化財に指定される伝統の音楽です。
お祭りの目玉イベント「神輿連合渡御」では駅前に神輿が集結し、セレモニーが行われます。期間中、沿道には何箇所も縁日コーナーが設けられ、お祭り情緒あふれる昔ながらの屋台が並びます。

●2016年開催日程 
9/10(土)・9/11(日)の2日間

有料席はありません。

●住所・アクセス
会場の住所は東京都武蔵野市吉祥寺東町1付近で、JR中央線・総武線吉祥寺駅、京王電鉄井の頭線京王「吉祥寺駅」を降りると会場はすぐそこです。天候によっては、延期ではなく中止となる場合があります。

●公式サイト:http://www.kichijouji.jp/event/akimaturi/

芝大神宮 だらだら祭り 9/11(日)~9/21(水)

芝大神宮 だらだら祭り
11日間に渡って続くことから「だらだら」と名付けられた、ユニークなお祭りです。生姜畑だった土地で始まったため、別名「生姜祭り」とも呼ばれています。

●お祭りの見どころ
1000年以上の歴史を持つ芝大神宮の例祭は、1人でも多くの参拝者を受け入れようとした神社側の計らいにより、開催期間が長期化しました。江戸の人々がそのことを揶揄して「だらだら祭り」と呼ばれるようになったと言われています。
16日に行われる例大祭祭儀では舞楽が奉納され、一般人も遠巻きにその様子を伺うことができます。境内では「御前生姜」と名付けられた生姜が売られており、それを食べると厄除けや風邪をひかないといったご利益があるとされています。ちなみに、2年に1度行われる神輿イベントは、2016年はお休みです。

●2016年開催日程
9/11(日)~9/21(水)の10日間

●住所・アクセス
芝大神宮の住所は東京都港区芝大門1丁目12-7です。最も近い、都営大江戸線「大門駅」の出口から徒歩約3分、JR山手線「浜松町駅」からは徒歩約5分で到着します。
有料席はありません。

●公式サイト:http://www.shibadaijingu.com/

池袋 ふくろ祭り9/24(土)9/25(日)・東京よさこい10/8(土)10/9(日)

池袋がいつもとは違ったにぎやかさを見せる4日間で、延べ100万人以上の人出が見込まれています。期間中は神輿担ぎ・よさこい踊り・音楽ショーなど、心弾むイベントが数多く行われます。

●お祭りの見どころ
戦後まもなく、池袋の地元商店街が街を盛り上げようと始めたのがふくろ祭りです。
東京よさこいは今年で17回目にあたる比較的新しいイベントです。
前半の「ふくろ祭」では各種の音楽ショーやイベントを楽しめます。9月24日が前夜祭で、9月25日はお昼頃から血気盛んな担ぎ手たちが神輿をあげて迫力のパフォーマンスを繰り広げます。クライマックスは夕方から始まる「宵神輿」です。
後半の東京よさこいは10月8日が前夜祭とされ、よさこいに限定せずさまざまな踊りのショーが繰り広げられます。10月9日は全国各地から集まった約100チームが工夫を凝らした衣装をまとい、エネルギッシュな掛け声と躍動感あふれるよさこい踊りを披露します。

●2016年開催日程
池袋 ふくろ祭り:9/24(土)・9/25(日)
東京よさこい:10/8(土)・10/9(日)の計4日間
有料席はありません。

●住所・アクセス
ふくろ祭りは、池袋駅西口ステージ前がメインです。
東京よさこいは、池袋西口駅前メインステージ、池袋西口公園、みずき通り、アゼリア通り、四商店街、池袋東口サンシャイン60通り、巣鴨駅前広場、目白駅前広場、大塚駅北口会場で行われます。

・池袋の乗り入れ:JR山手線・JR埼京線・東京メトロ丸ノ内線・東京メトロ有楽町線・東京メトロ副都心線・西武池袋線・東武東上線

●公式サイト:https://www.yosakoitokyo.gr.jp/

しながわ宿場まつり 9/24(土)9/25(日)

江戸時代に宿場町として栄えた品川で、近年始まったお祭りです。江戸時代の華やかな文化が身近に楽しめるよう、趣向を凝らした参加型イベントが用意されています。

●お祭りの見どころ
1990年に始まった比較的新しいお祭りです。商店街が主催者となり、若者たちに古き良き伝統を伝える目的で開催されています。
初日は一般から募集された美しい女性たちが花魁風の髪を結い、きらびやかな衣装をまとって練り歩く「花魁道中」が行われます。2日目は火消し・瓦版屋・飛脚など江戸の町人たちの衣装をまとった人々が行列をつくります。開催期間中は、猿回しなどの大道芸や紙芝居、野菜詰め放題、ゲームコーナーといった、商店街が提供するミニイベントも楽しめます。ホテルが提供する屋台では、リーズナブルな価格で美味しいものを食べることができます。

●2016年開催日程
9/24(土)・9/25(日)の2日間

●住所・アクセス
開催場所は旧東海道にあたる北品川から青物横丁まで2キロメートルにもなり、最寄り駅は京浜急行本線の北品川駅・新馬場駅・青物横丁駅です。
有料席はありません。

●公式ホームページ http://shinagawa-shukuba-matsuri.com/index.html

築地 秋祭り 10/8(土)10/9(日)

日本中から美味しいものが集まる築地の場外市場で開催される、グルメなお祭りです。普段よりお得な商品が購入できるほか、珍しい食品・料理などが大集合します。

●お祭りの見どころ
近年、場外市場の魅力あるお店を一般の方に広く紹介するため、築地場外市場商店街振興組合が主催して秋に開かれるようになったお祭りです。
例年、場外市場の各店が自慢の品を販売するほか、イベント会場では築地に縁のある銘店が屋台として出店し、秋の味覚はもちろん最新グルメや伝統の味を提供します。全国各地のご当地グルメ、普段はお取り寄せしなければ手に入らない食品の販売なども人気です。日曜日には子供も喜ぶ体験型の食育イベントが毎年開催されており、親子や3世代で楽しむことができます。
2016年の詳細は随時公式Webサイトにアップされますので、チェックしてみてください。

●2016年開催日程
10/8(土)・10/9(日)の2日間
有料席はありません。

●住所・アクセス
築地場外市場は都営大江戸線・築地市場駅、東京メトロ日比谷線築地駅、都営浅草線「東銀座駅」から徒歩2分のところにあります。
銀座から散策がてら歩くと、約15分で到着します。

●公式ホームページ:http://www.tsukiji.or.jp/know/info/2016/10/009116.html

秋も個性あふれるお祭りが目白押し!

都内各地で行われる秋のお祭りは、いずれも個性豊かで、いつもとは少し違った街の表情を楽しめます。家族でワイワイ楽しんで散策したり、気の合う友人と立ち寄って屋台でご飯を食べたりと、スケジュールや気分に合わせて楽しんでみてはいかがですか?